ネットカフェでテレビ見た。
新春特別対談と称して、宮根アナとマツコ・デラックスがガストを貸しきって対談していた。途中でミッツ・マングローブとYOUも加わり、マツコとは何かについて、幅広く話していた。ざっくばらんで、割と面白かった。
その中で、宮根さんがマツコさんに、テレビに出るきっかけ、テレビに出てから何を感じたのか、等々聞いていた。それは僕も知らなかったので、面白かったのだが、話の途中で、宮根さんがマツコさんに「仕事を続けるモティベーションはなんなん?」みたいなことを聞いていた。
しばし、マツコは考えていた。
で、出した答えが、
「あたし、人生で、いろんなこともしたし、いろんな人に出会ったけど、今ほど、あたしのことをこんなにも必要としている人たちがいたことない。こんなにも評価されたことがない。」
「だから、そういう人たちがいる限り、その人たちのためにがんばろう、って思うの」
ま、一言一句そういったかどうかは明確ではないが、とにかく、同じような意味の言葉を言った。
誤解を恐れず、ドストレートに感想を言えば、
「うらやましい」
と思った。
あああああ!わかってるわかってる、「何甘えたこと言ってんだよ!」だの、「マツコさんの苦労も知らずに!」だの、いろいろな批判は。
でもね、本来の仕事のモティベーションってそうあるべきだと思う。
お金とか、夢とか、そういうものではない。
「必要とされること」
これが、最大かつ最強の仕事のモティベーションじゃないかなぁ。
僕は50年以上、生きてきて、30年近く、仕事してきて、真の意味で「必要とされたこと」なんてない気がする。純粋に仕事上でね。
だから、40半ばでそういう、仕事に出会えたマツコさんはとてもうらやましいし、素直に「よかったね」って思う。
もう少し、僕ももがいてみるか。
あきらめずに。どこかに僕を必要としている人がいることを信じて。