ごろごろごろうの なまけものブログ

サラリーマンを「卒業した」なまけものの作者の、ゆるーーいブログ

日本語が、世界中のどの言語よりも特別なところ ー 人生をハッピーにするブログ

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こんにちわ。

なまけものカウンセラーでお馴染みのごろごろごろうです。

一昨日、乃木坂のライブに初参戦しまして、その興奮冷めやらぬ僕です。いやあ、良かった!本日(2019年9月1日)はまだライブ最終日なので、それが終わるのを待ってその感想を含めた、僕の乃木坂愛たっぷりのブログをアップします。覚悟しとけよーー!

 

そして、本日は、ガラリと話題を心理方面から変えて、日本語という言語が世界中のどの言語よりも特別なところについて、語りたいと思います。

その前置きとして、ちょっとだけ自己紹介すると、僕は幼少時代、正確には小学校2年から中1まで、オーストラリアの現地校に通ってまして、英語環境にどっぷり浸かっています。(TOEIC990点だぞお!すげーだろー!)また、サラリーマン時代、海外に関連する仕事も多く受け、インドネシアに2年間滞在し、さらに出張でアジア・アフリカを中心に16カ国に行っております。

なので、「言語」ということにはすごく敏感だったりします。で、そういった中で日本語は他の言語と比較してすごく特別で、だからこそ、コミュニケーションをするにあたって他の言語には出来ない、特殊性に気づいたりします。もちろん、その逆(つまり、日本語では表現できないことととか)もあるけど。

それを、先日見た、ミュージカル「ダンスレボリューション~ホントのワタシ~2019」の題名で語りたいと思います。ミュージカルの大まかなあらましは自分軸を語る上でとても大切だったので、2017年8月27日付けのブログ「自分探しの旅で「自分」がみつからなくても」に書きましたので、合わせてそちらの記事もご覧いただくと嬉しいです。

 

☆☆☆

僕は言語学者ではないので、細かい所の比較はできませんが、それでも、日本語には僕の出会ってきた他のどの言語とも明らかに異なる特徴があります。

それは、同じ言語なのに文字が「漢字、ひらがな、カタカナ、Roma-ji」の4タイプもあることです。

これが、外国人が日本語を取得する上で恐らく最も苦労する点だと思います。

そして、例えば、韓国、タイ、アラビア地方、インドなどアルファベットじゃない文字の国に行ったことある方ならわかるかと思いますが、自分の全く知らない文字で書かれている看板やメニューをみると、ものすごい不安になります。責めてアルファベットで書いてあれば、意味は全くわからなくても、なんとなく発音できる気がするんで、少しは安心します。だから、日本語の場合、ローマ字はともかく、3つもどの国にもない文字(正確には中国では漢字が使われているけど、簡体字だから、微妙に違う)で書かれている(第一、最初は違う文字であることすらわからないでしょう)ので、外国人が日本に最初に来た時の不安は容易に想像できます。

 

しかし、その日本人は、勉強ができるとかそんなの関係なく、誰でもこれらの文字を使いこなしています。これって想像以上にすごいことなんですよ。

その上、日本人はこれらの文字を使いこなす上で、それぞれの文字から受ける印象がぜんぜん異なる、ってことを無意識に享受しています。こんな言語、多分、日本語以外ありません。

分かりづらいかと思うので、先日見たミュージカルの副題の「ホントのワタシ」で考えてみましょう。

「ホント」というのは、漢字で「本当」って書いて、ひらがなで「ほんと」って書いて、ローマ字で「honto」って書きます。また、最近では、外来語の活用も多く、「リアル」と言ったって多くの方にそれは通用します。

同じように、「ワタシ」は私、わたし、watashi、ミーでも通じます。

これだけで、ホントのワタシ、というのは、理論上、5×5=25通りの書き方があることになります。表面的な意味は全く同じなのに、しかも同じ発音なのに、25通りも書き方がある言語ってないでしょ。

しかも、ホントをホントウとして、ワタシをアタシやワタクシとしても、意味は同じになります。そうすると、ひらがな表現も含めれば「本当」(7通り)×「私」(9通り)=63通りもあることになります。(計算合ってるかなぁ)

 

ただ、ただです。

 

意味は同じなんだけど、受ける微妙なニュアンスが違うんです。ここは、日本人、しかも、現代の日本人にしかわからない、本当に微妙なニュアンスだったりします。

例えば、このミュージカルの副題が

 

~本当の私~ だったら、なんか、大人の人生独白のようなイメージを受けます。

 

~ほんとうのわたし~ だと、幼い、小学生のような感じのおんなの子が、魔法だかなんだかわからないけど、誰にも知られていない秘密があるような、そんな印象です。

 

~リアルなワタシ~ って、これはなにやら、深層心理にせまるような、深い感じがしません?

 

このミュージカルは高校生の女の子が自分って一体何なのか、っていう言わば自分探しをして、それを見つけたら途端に生き生きとするようになった、という物語です。

だからこそ、ここは

 

~ホントのワタシ~

 

でないといけないときっと作者は考えたんだと思います。というより、そういう作者の気持ちがこの文字表現で伝わってきます。

また、その印象は人によっても、年代によっても、人生経験によっても違います。

つまり、日本語には文字が4つも種類があることで表現が実に豊かになり、本当に微妙なニュアンスが表現できてしまう、世界中のどの言語よりも特別な言語なんです。

そして、それを自然に使いこなしている我々は、すごいんです。これは勉強ができるとか、できないとか、そんなの全く関係なく、ってところが大事です。

 

当然ですが、僕はこの記事を通じて、決して日本人礼賛をしているのではなく、ましてや、他民族に対する優位性がある、って語っているわけではありません。そこは本当に誤解のないようにお願いします。

中国人には中国人の、韓国人には韓国人の、イギリス人にはイギリス人の、アメリカ人にはアメリカ人の、ドイツ人にはドイツ人の、アラブ人にはアラブ人の、マダガスカル人にはマダガスカル人のそれぞれの特別な良さがあり、すごいところがあります。そして、どの民族も人間として共通する良さやすごさがあります。それは世界中を出張したり住んだりして実際に現地の方々と接触している僕だから、わかります。

そこは、絶対に、誤解しないでくださいね。

さて、次回はたっぷりと乃木坂ワールドへといざないます。

乞うご期待!