こんにちわ
ごろごろごろうです。
なんだか、最近の気候はおかしいっすよねぇ。ここんところ、寒いくらいひんやりしていたのに、一転して今日は太陽がギラギラ照ってて、あぢい。
こういう時は、屋内にいても、水分補給忘れずにね。
さて、果たして、これまでの人生で、仕事上、本当に一体感みたいなのを感じた瞬間が有っただろうか、って昨日考えていたら、2回だけど、ありました。
いずれも海外だったのは不思議だけど。
一回目は、インドネシアで。
僕は1995年から1997年まで、JICAの技術協力プロジェクトで、国立公園管理計画専門家として派遣されました。任務はインドネシアでその当時新しく国立公園として指定されたハリムン山国立公園の管理計画を、インドネシアの国立公園の関係者と一緒につくることです。
ちょっと分かりづらいかもしれないけど、上の図がハリムン山国立公園(当時の名前)の位置図(赤色で囲まれたところ)です。日本から約6000km離れた、インドネシアのジャワ島の西側、首都ジャカルタから約60km離れたところにある、国立公園です。ジャワ島は本州より一回り小さい面積に約1.2億人も住んでいて、開発が進みに進み、この国立公園がジャワ島に残された最大の熱帯雨林の塊、ってことになっていて、色んな種類のテナガザルや、ヒョウなんかがいます。ただ、周辺には稲作を中心とした農村がいくつも点在していて、境界線があいまいなこともあって、周辺の農民たちは子供のためにせっせと焼き畑で水田を開拓し、熱帯雨林を蝕んでいる状態です。
これをどうにか食い止めて、同時に周辺の農民たちもできるだけハッピーになれるような、そういう計画をつくることが最大の目標でした。
が、しかし...。
誰も協力しない。
これは技術協力あるあるなんですが、専門家が日本から来ると、先方の国は日本人が勝手にやってくれるものだと思うわけです。一方、日本サイドとしては、技術「協力」を主眼としているので、主旨として勝手に日本人が作っても意味がない。ので、どうしても「協力」してくれないと、仕事が進まんのです。
で、もがくこと1年。
任期は2年なんで、あーだこーだと半分が過ぎました。やっべーーー!
ちょうどその時、3ヶ月の短期専門家で来ていた方が、僕の窮状を知り、「合宿やってみたら?」
と言われました。
おおおおおお!ナイスアイディア!すごいキラーパスがキターーーーーー!
と、言うわけで、2泊3日の合宿を国立公園の管理事務所で企画しました。もちろん、宿泊は事務所で。
プログラムなんてほとんど考えていませんでしたが、僕の方で、一緒にやろう!っていったら、7人くらいのチームが一つになり、なんとか、課題の抽出までやりました!
そして、さらに3ヶ月後、今度は計画策定に向けて再度合宿を実施し、今度はもっともっと盛り上がり、アイディア出てくる、出てくる!ちなみにその時、僕が出したアイディアで、東側にサラック山というもう一つの熱帯雨林の塊が近くにあるので、「どうせなら、今の現状はとりあえず良しとして、サラック山も国立公園に入れちゃえば?なくなる前にその辺きっちりしたほうが良くなくない?」と提案しました。日本では、通常、そのような計画は受け入れられたとしても、なんだかんだと、実現するのに10年、下手したら実現しない場合も多いのですが、計画に入れてからわずか、2年で入ってました!やるじゃん、インドネシア!!なので、グーグル上ではグヌンハリムン・サラック国立公園(グヌンはインドネシア語で山の意味)で検索されます。
そして、チームは一体となり、最後は僕のおごりでヤギの串焼きを100本買って打ち上げし、華々しく、任務は終了しました!
100本ってすごいでしょう。でも、100本で10,000ルピア、当時のレートで確か、約100円位だったっす。日本だったら大変な金額になりますが。。100円であんだけ感謝されたのは、後にも先にもあのときだけです!(ウチの息子ですら感謝されたことありません!!)
というわけで、仕事で一体感を感じた瞬間その1でした。
その2はまた、気が向いたら書きます。
場所はマダガスカルです。